モノクローム

阿部恭久



いくつになっても 入門 ってワクワクする でも 人の門に入るのはイヤ 簡明な入門書を見つけて あとは気ままに 夢を見ていたいんだ 今は写真に入門篇 書斎が暗室と化し 書き言葉の 見にくくなったこと… 恋と詩は 生(き)なりだから 入門なんて 考えもなかった 門前を ふたりで すたすた通りすぎたいと希っていた もう、ふた昔も前の ことだけど

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エキスパンドブック版  [98/4/6 朗読会]
[No.9目次] [前頁(「棲家」について 3)] [次頁(塵中風雅 6)]
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