「清水鱗造・週刊詩」より
1996年からほぼ毎週一篇をホームページに発表してきた。
最近作を紙版にも掲載してみることにした。

瓶の底(1998.11.17)

清水鱗造



誰もいない 両側に木々がある道 瓶の底 微かに乾いた澱 ジャムの瓶 破線のように散るもの 沈んだ藪 雲が 瓶の上の 宙に しんしんと

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エキスパンドブック版  [98/4/6 朗読会]
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