断片


いつ忘れてしまったのか 頭の片隅でうごめく虫 胃液の海を渡ってゆく馬 夜の学校からの帰り道 僕たちは考えこんでしまう 今晩も殺されてゆく者たち 星の光に刺されて 記憶を綺麗に掃き消される 僕たちは時間を食べながら 確実に小さくなってゆくのだ


(C) Copyright, 1995 NAGAO, Takahiro
|ホームページ||詩|
|前頁(雨)||次頁(橋)|
エキスパンドブック版
PDFPDF版
mail: nyagao@longtail.co.jp