![写真23-1](/walk/23-1.jpg) 写真23-1 徳生公園の鴨 | その日はどこに行こうというあてもなくて、滝ヶ谷公園(写真21-12)から神無公園(写真9-18)、徳生公園(写真14-1)というもうお馴染みになった散歩コースを歩いていた。正確に言うと、南野川に行った翌日である。徳生公園には鴨がいた(写真23-1)。ここでは2月の中頃に1度鴨を見たことがあるが、それ以前は見たことがなく、4月になったらやはりいない。2月後半から3月初めにかけて鴨がこの辺を通るのだろう。そのまま干支の石の道を歩いてなつみかん公園(写真10-20)に出た。
ここで、干支の石の道とは反対側の出口に細い道があるのを思い出した。現地に行って実物を見れば思い出すのは当然である。少しニュータウン風ではない風景が見える(写真23-2)。この道を歩いてみようと思った。
![写真23-5](/walk/23-5.jpg) 写真23-5 牛久保東の小さな祠 | 道は少し上り坂になっていた。少し歩くと、古梅地蔵堂というのがあった(写真23-3)。寺という名前がついていないせいか、帰ってから地図を見ても名前は載っていない。しかし、裏には墓地もあるので、寺として機能しているのだと思う。寺の入口には、小さな石仏があった(写真23-4)。そして少し先に行くと、墓地の横に祠もあった(写真23-5)。
道はまだ上っていく。階段を上るのは怖いが、坂道を上るだけなら遠くが見えるようになるので楽しみである。後ろを振り返ると、畑の向こうにエステガーデンセンター北(写真10-16)とビュープラザセンター北(写真12-2)が見えた(写真23-6)。
![写真23-7](/walk/23-7.jpg) 写真23-7 龍福寺のまだ墓石のない墓地 | その先で歩いてきた道はT字路で行き止まりになり、右に行くか、左に行くかということになった。右に行けば中川小学校(写真9-11)の方に出るだろう。ここは迷わず左に行った。少し行くと、龍福寺という文字が見えた。勝田橋の交差点からすぐのところで見た寺である(写真9-10)。そのときは、入りがたい雰囲気を感じて入口で引き返してしまったが、どうやら寺の裏の墓地に来ているらしい。まだ墓石の立っていない墓地の向こうに早渕川沿いの住宅地とその先のニュータウン第2地区の風景が見えた(写真23-7)。中川小学校入口のバス停から中川小に入ったときも坂道を上ったが、ここは小さな丘の尾根道のようになっているらしい。
龍福寺の墓地を過ぎてすぐのところで、道はぐいっと左に曲がった。勝田橋(写真9-8)に行ったときは中原街道(写真9-5)から勝田橋の交差点で右に曲がり横浜生田線(写真9-9)を歩いたが、今日はその内側を逆の向きで歩いている格好である。これは、早渕川の流れる向きとも一致している。早渕川沿いに小さな丘の尾根を伝っていっているわけだ。
![写真23-8](/walk/23-8.jpg) 写真23-8 大棚の丘から見た中川小学校 | 左に曲がってすぐのところで、前がよく見えるところに出た(写真23-8、写真23-9、写真23-10)。勝田橋からはこの丘があるために何も見えず、中川小学校入口のバス停から中川小学校の方に歩いていったらすぐにニュータウンだったので驚いたものだが、今度は丘の上にいるので、ニュータウン第1地区の東南部の大半が見える。
![写真23-11](/walk/23-11.jpg) 写真23-11 大棚の丘の尾根伝いの道 | しかし、下が見える場所は意外と少なく、この尾根伝いの道の両側にもかなり家が建っている。それも、かなり以前から建っているようである(写真23-11)。道はそのまま中川中学校の校門に通じていた(写真23-12)。校門の前では右後ろから来た道、右前から来た道、左から来た道と交差していた。右後ろを見ると、清林寺の大銀杏が見えた(写真23-13)。右前の道を下りると中原街道に出るのだろう。左に曲がる道(写真23-14)を通ってニュータウンの方に下りることにした。あっという間になつみかん公園の近くまで下りてきて(写真23-15)、古梅地蔵堂の近くで最初の上り坂の道に出た。
なつみかん公園まで戻ってくると、大善寺(写真9-13)の方に曲がる道の手前にもう1本同じ方に曲がる道がある(写真23-16)。今度はこの道を通ってみることにした。
![写真23-22](/walk/23-22.jpg) 写真23-22 南山田町の枝垂れ梅 | 最初こそ、大善寺と同じ方向に向かっていたが、次第に2本の道は離れていき、こちらの道は明らかにニュータウンとは少し異なる風景を通っていった。道の右側に都筑園芸センター(写真23-17)、左側に中川幼稚園(写真23-18)といったものがあったが、さっきの下り坂からずっと右手に中川中学校が見える。中川中学校の回りをぐるりと回っているのである(写真23-19、写真23-20)。この道は、不動谷(写真9-14)と宮の下(写真5-9)を結ぶ道と並行して走っているようだ。南山田町内会館(写真23-21)のところで左に曲がって少し行くと(写真23-22)、果たしてその道とぶつかった。このまま真っ直ぐ行くと、竹林(写真2-7)を抜けてサレジオ学院の裏(写真2-8)に出るが、右に曲がって宮の下に向かうことにした。出かけたのが遅かったので、もう夕方である。道沿いのFマートこばやし(写真23-23)で夕飯の材料を買って帰る主婦の姿などがあった(写真23-24)。宮の下からは結局それが近道なので、山田神社の参道(写真23-25)を通って帰った。
(参考地図)
99/4/18 |