62 正覚寺、東方町、佐江戸町、加賀原、二の丸、富士見が丘、見花山、大丸(6月8日)



写真62-1  ニュータウン第2地区を歩き始めてから、いつかは行こうと思っていたところに行くことにした。それはニュータウンのなかでも東山田からもっとも遠いところである。東山田から遠いといっても、市ヶ尾駅からのバスは1時間に4本以上出ているし、大きなマンションもある。ゆうばえの道という遊歩道の幹線もある。単に東山田から遠いというだけで、辺鄙だとか、そういうことではないのだ。
写真62-6  しかし、遠いのはとにかく遠いのでなるべく近道をしていくことにした。裏のバス通りをまっすぐ歩き、南山田小学校の横の工事現場(写真62-1)の前を通って不動谷交差点(写真36-70)を渡り、中川小学校の東側(写真62-2)から中川小学校入口交差点(写真62-3)に出て、大崎橋(写真53-5)を渡る。実は、最近この道はセンター南に車で出るときにも使っているのだが(散歩の効用)、そろそろ正覚寺(写真62-4)の菖蒲が見頃になっているはずだと思い、ちょっとそこにだけは寄り道した。菖蒲(写真62-6、写真62-7)だけではなく、紫陽花もきれいだった(写真62-5)。
写真62-12  ここからセンター南駅近くの佐江戸北山田線に出て(写真62-8)、茅ヶ崎交差点(写真38-37)を渡り、平台交差点(写真62-9〜写真62-11)で新横浜元石川線も渡って、1度ニュータウン区域から外れる(写真62-12、写真62-13)。正確に言えば、この東方町あたりはニュータウンの農業専用地区ということになっているようだが、明らかに風景が違う。星谷沢交差点(写真62-14〜写真62-16)で佐江戸北山田線は中原街道に吸収され、ますます田舎道になる。星谷沢交差点から少しで池辺町に入る。次の交差点は星谷(写真62-17、写真62-18)で、ここから東に歩くと寺や神社がいくつかあるようだが、この日はもちろんそちらまで足を延ばすことはできない。
写真62-21  次の開戸交差点(写真62-19〜写真62-22)は、一瞬ニュータウンに戻ったような風景になる。それもそのはずで、ここはつい最近できたばかりの交差点である。ニュータウンの道として作った道のためにできた交差点なのだ。交差している太い道を北西に向かうと市ヶ尾駅に出るが、数年前までは、市ヶ尾の方からこの道を走ってくると、中山北山田線を渡ってすぐのところで行き止まりになっていた。いつの間にか道が完成していたらしい。交差点を過ぎるとまた元の風景に戻り(写真62-23、写真62-24)、かなり急な坂を下りると池辺町のバス停がある(写真62-25、写真62-26)。実は池辺町はかなり広く、南の方に行けば鶴見川に接していて緑産業道路に沿って大きな工場街もある。この辺はまだ少し鄙びているが、少しずつ家が多くなってくる。
写真62-33  都田西小学校交差点(写真62-27)からは佐江戸町に入る。山王前交差点(写真62-28、写真62-29)を過ぎると横浜上麻生線と交差する佐江戸交差点が見えてくるが(写真62-30)、その手前に寺の入口があったので(写真62-31)、寄ってみる。寺の名前は東漸寺といって(写真62-32)、かなり長い階段の上にあった。階段の上からは、鶴見川沿いの工場地帯が見える(写真62-33)。
写真62-40  佐江戸交差点(写真62-34〜写真62-37)で中原街道とはさようならをする。ここまで4、5kmは歩いただろう。ほんの少しだけ横浜上麻生線を歩くと石橋交差点(写真62-38〜写真62-40)に出る。ようやく今日の出発点に着いた。この交差点で右に曲がると、ずっと前に通り過ぎたはずのニュータウンの風景が再び始まる。まず、石橋交差点からすぐの加賀原交差点近辺に広がるシンフォニックヒルズというマンション街に入ってみる(写真62-41〜写真62-44)。ここには公団のふれあいの街と、県公社のかがやきの街がある。手前のふれあいの街の方に入って行くと、ニュータウンの遊歩道に出てきた(写真62-46、写真62-47)。加賀原ケアプラザという建物もある(写真62-45)。言い忘れていたが、石橋交差点の北からはニュータウン区域に入っており、加賀原という地名になっている。ケアプラザの前からすでに月出松公園らしきものは見えていたが、そちらとは反対の方にも遊歩道が続いているので、そちらも気になって歩いてみると、かがやきの街(写真62-48、写真62-51)を通り抜けて、石橋からのバス通りを跨ぐ大阪橋(写真62-49、写真62-50)に出てきた。遊歩道は歩道橋の先にも続いていたが、さすがに最後まで行ってみるつもりにはなれず、ここで引き返した。
写真62-54  ケアプラザのところから200mほど歩いたところに月出松公園の入口があった(写真62-52)。ここは、公団の公園紹介のページでも、ニュータウンの三富士が見えると大きく取り上げられているので期待していたのだが、三富士がどこにあるのかわからなかったし(写真62-53)、やけにゴミがたくさん落ちていてがっかりしてしまった(写真62-54〜写真62-56)。それに道のりは遠いしということで、月出松公園ではあまり時間を使わずに、月出松歩道橋(写真62-57)を渡ってゆうばえの道に入った(写真62-58〜写真62-60)。地図による予習では、港北配水池というものの横を通るようだったが、歩いている限りでは、そのようなものがあるという感じはしなかった。
写真62-67  ゆうばえの道は、配水池が終わったところで90度右に曲がる(写真62-61)。しかし、左にも遊歩道がある。石橋(写真62-40)からのバス通りがすぐ近くを走っていて、左に曲がると川和歩道橋でその道を渡るようになっている(写真62-62、写真62-63)。しかし、ここでも歩道橋のところで引き返し、ふたたびゆうばえの道に戻った。右に曲がったゆうばえの道の左側には、川和中学校(写真62-64)と川和東小学校(写真62-66)が並んでおり、右側には都田公園(写真62-65)があった。配水池じゃなかったのかな、と思ったが、あとで地図を見ると、どうやら配水池と都田公園は並んでいるらしい。都田公園は運動公園だったが、入口には鍵がかかっていてなかには入れなかった。川和東小学校の端まで歩いてくると、“右さえど左かわわ”という道標の石が立っていた(写真62-67)。左に歩いて行くべきところだが、右の方も興味があったので、少しだけ行ってみることにする。コダック(写真62-68)、伊藤忠(写真62-69)の建物が並んでいた。その先の道は、開戸交差点(写真62-21)で渡った新しい道である(写真62-70)。道の先には都筑工場(写真44-74)が聳え立っていた。
写真62-74  川和東小学校(写真62-66)まで戻ってゆうばえの道を少し歩くと、川和富士公園だった(写真62-71)。上り口を探して富士塚の周囲を半周したが(写真62-72)、ここは下から上まで階段でまっすぐに上っていくようになっていた(写真62-73)。もちろん、頂上に行ってみたが(写真62-74)、ここには山田富士のような火口(写真3-7)はなかった。しかし、さすがに頂上からは色々なものがよく見えるので、何枚も写真を撮った(写真62-75〜写真62-81)。富士塚から下りてきて、ゆうばえの道に戻ると、川和富士の説明板があった(写真62-82)。この富士塚は、近くの別の場所にあったものを復元したものだとのこと。小山があるだけで素っ気ない感じがしたのも、そのためなのだろう。
写真62-85  川和富士公園のあたりからは富士見が丘という地名になっている。きっと川和富士にちなんで付けた名前なのだろう。そして、川和富士公園を過ぎると、すぐに中山北山田線を渡る夕やけ橋に出てきた(写真62-83〜写真62-85)。平台交差点(写真62-9)から佐江戸交差点(写真62-36)までは随分遠い感じがしたが、石橋交差点(写真62-40)からここまでは意外に近かったような気がする。そして、夕やけ橋を渡ると、見花山に入る(写真62-86)。ゆうばえの道は、かりん公園(写真62-87)のところで右に90度曲がって、いっしょに夕やけ橋を渡った車道の下を潜り(写真62-88)、すぐに朝霧橋で市ヶ尾から開戸に向かう道を渡る(写真62-89〜写真62-92)。
写真62-95  橋を渡ったところから大丸(おおまる)に入る。メゾン桜が丘という公団のマンションへの入口がある(写真62-93)。ゆうばえの道に沿って歩くと、このメゾン桜が丘を半周して反対側に出てきた(写真62-94)。あとから考えると、ここでまっすぐ歩いていれば、ゆうばえの道の起点(あるいは終点)の鴨池公園(写真44-61)まで行けたところだったようだが、ここの分かれ道で左に曲がったので、さらにメゾン桜が丘の縁を歩いて(写真62-95)車道に出た。この車道は車で何度か通ったことがあるが、見花山交差点で市ヶ尾からのバス通りとつながっている(写真62-96、写真62-97)。この道を見花山交差点とは反対の方に少し歩くと、牛ヶ谷公園があった(写真62-98)。ここも運動公園である。車道に戻ると、中川交差点(写真24-24)から荏田高校入口交差点(写真60-54)を通って田辺交差点というところまで続く道まではあと少しだったが(写真62-99)、川和高校というものを見てみたいと思って、市交通局の港北ニュータウン営業所の南側を通り(写真62-100)、見花歩道橋で再び市ヶ尾からのバス通りを渡った(写真62-101)。
写真62-108  川和高校はバス通りからすぐのところにあり、校舎が見えたが、正門はそのそばにはなかった(写真62-102)。学校に沿って正門を探したが、かなり広いようなので途中で飽きて、裏口を1つ見たところで(写真62-103)、再びバス通りの方に向かって歩いた。先ほど通ったかりん公園の反対側に出てしまって(写真62-104)、また同じところをぐるぐる歩いちゃったなと思ったが、川和高校北側交差点(写真62-105)からバス通りに出て、田辺交差点(写真62-106)を通り過ぎ、青葉区境、すなわちニュータウンの端まで行ってみた(写真62-107)。青葉区側にあるマクドナルドで昼食を食べて、港北ニュータウン営業所(写真62-108)から出ているバスに乗って帰った。

参考地図[開戸交差点][佐江戸交差点][月出松公園][川和富士公園][港北ニュータウン営業所]

99/9/4


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