砂塵

駿河昌樹



道に砂が舞えば 砂漠も荒野も遠くない ふいにからだが戻ってくる そんなとき きっとすてきな不都合が伴う 表現する必要もない空と 海と風のつよさと みんないっぺんに流れこんできて いなかったとわかる わたしなんか いなかったと

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エキスパンドブック版  [98/4/6 朗読会]
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