詩を読む、詩を聴く、詩を語る、そして詩を味わう。ともに震える言葉たち パリ─ブラジル─東京
吉増剛造・関口涼子 |
彗星のごとく、…… デビューした“Ryoko(涼子)関口さん”のエスコート役として、とともに、 十年の歳月を経ましてとうとう上梓されます 『ブラジル日記』の守り役、道連れとして。新作を携えて、…… (吉増剛造) 複数の言語の間で暮らし、書くこと翻訳という仕事を通じ、 テキストに二つの言葉の間を行き来させる事。 そこには詩にとって大切な問題があるように感じます。 「言葉は、詩は、異なる地で何と出会うのか」 についてお話できればと思っています。 (関口涼子) |
講師紹介◆吉増 剛造(よします ごうぞう)1939年東京生れ。慶應義塾大学国文科卒業。在学中から「三田詩人」「ドラムカン」を中心に詩作活動を展開、以後、先鋭的な現代詩人として高い評価を受ける。60年代末から詩の朗読を続ける一方、現代美術や音楽とのコラボレーション、写真などの活動も意欲的に展開している。主な詩集に『出発』(1964年)『黄金詩篇』(1970年、高見順賞受賞)『オシリス、石ノ神』(1984年、現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(1990年、詩歌文学館賞)など。 講師紹介◆関口涼子(せきぐち りょうこ) 1970年生まれ。パリ在住。その作品は、時間と空間の決して明瞭ではないたたなわりを、イメージと言葉の重層的なフリンジにそのまま定着させようとする。それによって、私たちの現在と言葉の現在を同時的にとらえる。詩集『カシオペア・ペカ』(1993)、『(com)position』(1996年)、『発光性diapositive』(2000年)、『二つの市場、ふたたび』(2001年)。吉増剛造/関口涼子仏訳『The Other Voice』Caedere(2002年)。また、日本語の既刊三詩集が氏自身の仏語訳にて刊行。『Calque』P.O.L(2001年)『CASSIOPEE PECA』cipM(2001年) |
日時 : 2002年5月4日(土) 18:30〜 会場 : ジュンク堂書店池袋本店4階喫茶室 入場料: 1,000円(ドリンクつき) 定員 : 40名 申し込み受け付け: ジュンク堂書店池袋本店1階案内カウンターにて。電話予約承ります。
TEL.03-5956-6111 FAX.03-5956-6100 当日の内容が「るしおる」48号抜粋エキスパンドブックに掲載されています。 |
以上鈴木志郎康氏撮影のDVより |
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