蛞蝓のように地面を這って 歩く練習をしていたら 体が充血して熱くなってきた 丁度向うから女が 這ってきたので交接した 女は子供を産んだ 子供はごむ製だった 口から息を吹きこむと だんだん大きくなった もっともっと大きくしようと ふくらませたら パァーンと花火のように 破裂した 女と大笑いして別れた さらに這ってゆくと日が暮れて 怠惰になった 骨まで解体してぐったりと寝た やがて星よりもよく光る 白骨になった