来月、 一列に並んだ彗星の残骸が木星にぶつかるという話を、 テレビのニュースで見た。 ぶつかる先が地球なら、 人類は滅びてしまうそうな。 怖い話だ。 怖いけれどもそんな怖さは忘れてしまえる。 何日もあとまで気にかかっているのは、 木星が気体でできているということ。 うん、 確かにそんな話は子供の頃に聞いたことがあるよ、 忘れていたけどね。 しかし気体でできている星があるのなら、 地球は何でできているのだろう。 足元の地面が地球の表面だと思っていたが、 本当の表面はもっと上にあるんじゃなかろうか。 人類とやらは、 地球の表面を引っ掻いているのではなく、 地球の内部でうごめいているわけだ。 外から見ると、 地球は青いという話だけど。