随喜の涙を流しながら 往来を歩いていると ふいに女の子が 股間めがけて突進してきたので ひょいと腰をそらしてよけると そのまま郵便ポストに頭をつっこんで ぺきんと音たてて 真っ二つに折れたので えらく驚いたが 日が照りつけると きれいに蒸発したので ほっとしてまた歩こうと思ったが 景色が一向動かないので よくよく見れば僕もなくなっていた