セッション・ポエム(作品006番)
ゲスト・映画「CUL−DE−SAC 袋小路」監督ポランスキー
夜の凧揚げ
全編にあふれるブラックなユーモア、異様な妖気のなかで人を笑わせ、どこか奥深
いところにある孤独、不安を引き出す。「REPULSION 反撥」同様、ジェ
ラール・ブラッシュが共同で脚本を執筆し、この不条理で歪んだ世界を作り上げた。
また「水の中のナイフ」と同じく、ポーランド出身のジャズ・ミュージシャン、コ
メダが音楽を担当し、滑稽なワルツのテーマ曲によっていびつな三角関係を表現し
ている。*
夜には、雪になる── (PM6:30) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □(音楽:コメダ) 誰もそんなことは言っていない。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 夕まぐれ。 僕は土手で凧揚げをはじめました。 (コノ先ハ、全面通行止メ) 夜には、雪になる── 夢ですって? 単なる、耳鳴りでしょう── 凧糸はピンと張ります。 模造品ですよ、 ──この闇は ■■■、■■■、■■■、 ■■■、■■■、■■■、 ■■■、■■■、■■■、(音楽:コメダ) 満月を、素手で ラップして、 ■■■、■■■、 ■■■、■■■、 忍び足でねがいます。 (夜更けには、彼女に内緒で「素敵なピザ」をご馳走いたしましょう。) ■ ■ ■ ■ ■ ■ 僕は、かって、一度 手元の 凧糸の強く引く力を振り切って逃げ帰ったことがある。 (その答えの意味するものは、この曲の後、お知らせします) ■■■、■■■、■■■、 ■■■、■■■、■■■、 ■■■、■■■、■■■、 誰もそんなことは言っていない。 (フロッピー・書込み禁止解除です。) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □(音楽:コメダ) 「ガンバッテ、」 「ガンバラナイデ、」 「モウ カエリマショウヨ、」 凧糸はピンと張ります。 あんなところに── わたしが 引っ掛かっています。かしら? (ASAHI生命保険相互会社・収納課 殿)
*映画・カタログ(配給・キネティック)
(C) Copyright, 1998 AOKI, Eime
|ホームページ|
|詩|
|目次|
|前頁(山女魚)|
|次頁(芹・奈瑞菜・御形・はこべら・ヒヤシンス)|