あとがき



 下山君と大谷君は、大学の合気道部の同期生である。九五年八月に、大谷君夫妻とともにロンドン勤務の下山君に会いに行くことになつた。パックツアーでこそないが、今どきの日本人にはよくある海外旅行である。帰ってから、ここにまとめたようなものを書いた。なんで行分けしているのだろうと思いつつ、この内容は、この形式でしか書けなかつた。
 自分でも半信半疑で五月頃からこっそりInternetのホームページに置いておいたところ、鈴木志郎康氏が電子メールで励ましてくださった。そこで、思い切って清水鱗造氏にお願いしてこのような形で出版していただくことになつた。鈴木氏には無理を言って帯文まで頂戴した。両氏には感謝の言葉もない。このようにささやかな書きものだが、旅行でお世話になつた下山君夫妻、大谷君夫妻と我が家族にささげたい。

一九九六年十月五日

長尾高弘

(C) Copyright, 1996 NAGAO, Takahiro


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