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February 1321997

 地下街の日暮混み合ふ青目刺

                           神崎 忠

刺は、冬場から早春にかけてが旬(しゅん)。たまさかぶらつく食料品売り場は、見飽きない。句のように、季節を感じさせてくれる魚や野菜と出会ったりするからだ。もうひとつ、晩飯のおかずを考える立場にない気楽さもある。主婦に言わせれば「いい気なもの」でしかないというわけだ。でも、楽しいものは楽しい。余談だが、詩人仲間とよく行く新宿の酒場に、まことに美味な真鰯の目刺を食べさせる店がある。ああいうものは、たぶん地下街の売り場などでは手に入らないのではなかろうか。(清水哲男)




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