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March 2132015

 うつそりやお彼岸だけの傭ひ所化

                           田中田士英

岸中日でもあることだしと『新歳時記 虚子編』(1951・三省堂)をぱらぱらと見ていたらこの句があったが、一読して意味がよくわからない。まず、うっそり。調べると、ぼんやり、のっそり、という意味の副詞、うっかりしている様、人、といった名詞、形容動詞とある。次に、所化(しょけ)、これは修行僧のことらしい。つまりは、お彼岸の忙しい時に駈りだされている修行中のお坊さんが、忙しさのあまりかまだ修行が足りないからか、どうもぼんやりと頼りなく心ここにあらずのような感じがする、あるいはミスを連発してやれやれ、といったところか。作者は明治八年生まれの小学校教師というから、かなり厳格であったと思われ、うつそりや、の切れに、喝、の文字がにじみ出ている。(今井肖子)




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