言葉と身体(からだ)のむこうがわ ベケット、アルトー他宇野邦一・鈴木理江子 |
ベケットとアルトー、名前を並べただけで何か爆発が起きてしまいそうな二人です。鈴木さんの声が、ベケットのテクストの肉をえぐりだし、そこに出現するものから、いろいろな方向に、思考が散乱していくことになりそうです。 (宇野邦一) わからないけど気になる、そんなわからなさに魅かれます。わかりたい、というよりも、わからないことをそのままそっと辿れたら、と思います。言葉に、身体に耳を澄ましながら。(鈴木理江子) |
講師紹介◆宇野 邦一(うの くにいち)1948年松江市に生まれる。1976年京都大学卒業後、パリ第8大学にて学ぶ。1980年ジル・ドゥルーズの指導を受けた博士論文『アルトーと力の空間』を完成。フランス文学思想専攻。現在立教大学教授。現代の思想と文学を読み解く作業を続けながら批評的エッセイを書く。主な著書『意味の果てへの旅』『風のアポカリプス』『D-死とイマージュ』(以上青土社)『日付のない断片から』『物語と非知』『他者論序説』(以上書肆山田)『予定不調和』(河出書房新社)『アルトー 思考と身体』(白水社)『ドゥルーズ 流動の哲学』(講談社 選書メチエ)他多数。訳書にベケット『伴侶』同『見ちがい言いちがい』(書肆山田)ドゥルーズ『フーコー』(河出書房新社)他多数。 講師紹介◆鈴木 理江子(すずき りえこ)1948年生まれ。劇団転形劇場に在籍。以降は太田省吾作、演出作品を中心に舞台で活動。「エレメント」「水の駅─3」など。「水の駅─2」「砂の駅」など海外共同プロジェクトにも多数参加。99年より「ベケット・ライブ」を開始。サミュエル・ベケットの後期作品を中心にシリーズで上演。最近では「しあわせな日々/芝居」「現代能 ベルナルダ・アルバの家」「ベケット・ライブ vol.3─わたしじゃない」。また、ベケットを巡る様々な企画を行う。96年「プラン・ヴァン・ヴェルデ展」等。 |
日時 : 2002年9月4日(水) 18:30〜 会場 : ジュンク堂書店池袋本店4階喫茶室 入場料: 1,000円(ドリンクつき) 定員 : 40名 申し込み受け付け: ジュンク堂書店池袋本店1階案内カウンターにて。電話予約承ります。
TEL.03-5956-6111 FAX.03-5956-6100 |
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