ルーラル
ルーラル、
不思議なママの
甘い 乳房(おっぱい)
《それまでおとなしくしていましたが 》
──よく笑うので
まだまだ MILK(ミルク)的・個性です。
(泣いたら 負けよ・ワンダフル!)
当時、
生後3か月の 女の子でありました私にとっては、
リハーサル・無しの、
全ての外界が
感受性の 特別・天然記念物でした。
風とともに さわぐ
《ドロ猫の ドロ足》
──わかるひとが来ればよいのに
さわると 温かい
《ドロ猫の ドロ足》
──ようやく ほっとして息がつけたわ、
甘えると さわぐ
《ドロ猫の ドロ足》
──わざとでしょう。
《普通の話は しなかったの?》
──なぜ 国籍にこだわる?
──この女の子が まだ無名なのは、
【虚の気配】です。
《ママの乳房(おっぱい)ばかりをしゃぶっていた、あの頃の私は、》
──今、何がいちばん重要なのか、はっきり、わかっていましたが、
シャイな地球が
まさか、23・5度傾いたまま、回転しているなどとは
おもってもみませんでした。
Maybe、
たぶん、
Maybe、
たぶん、
手に負えない、
感情
Maybe、
たぶん、
Maybe、
たぶん、
手に負えない、
あなた
ルーラル
ルーラル、
不思議なママの
甘い 乳房(おっぱい)
(──幸福な ひとときは天使みたいだわ *)
(──あなたの首にも、黄金色(きん)の鈴をつけましょう!)
《私の名前は レイネ・レイネ》
*ジェイン・ボウルズ
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