おれのことを言ったのに、 おれのことを言ったな、 とおれではないおれにつめよられる。 おれにとっておれはおれだが、 お前にとってもおれはおれだったのか。 同じものを見ても、 同じではないような気がするが、 同じものを見たのかもしれない。