find
フロントエンド


このフロントエンドからは、Windowsfindコマンドを実行できます。findは、入力ファイルのなかから指定された文字列が含まれる行を探します。検索する文字列は、正規表現ではなく、そのままの形で解釈されます。正規表現を使いたい場合には、gnugrep.exe)か、Windows NT/2000findstr.exe)を使ってください。このフロントエンドの「実行」ボタンは、入力と検索文字列の両方が指定されたときに有効になります。

 

通常のウィンドウ

のメインダイアログから起動したときのウィンドウ

入力

マイコンピュータ、エクスプローラなどのウィンドウからファイルのアイコンをドラッグしてきてこのウィンドウにドロップすれば、そのファイルが入力ファイルとして使われます。

 

クリップボード  このチェックボックスをクリックすると、「入力ファイル」ダイアログボックスで指定された入力を使わず、クリップボードの内容を標準入力にリダイレクトします。

ファイル      このボタンをクリックすると、「入力ファイル」ダイアログボックスが表示されます。ファイルの順番を指定したいときや、ワイルドカードを使って複数のファイルをまとめて指定したい場合には、このダイアログボックスを使います。

 

入力の指定方法の詳細については、「入力の指定」を参照してください。

オプション

検索文字列

このフロントエンドを使えば、コマンド行の検索文字列には自動的にダブルクオートが追加されます。

 

/V このオプションを指定しなければ、検索文字列が含まれる行を検索しますが、このオプションを指定すると、逆に検索文字列が含まれない行を検索します。

大文字小文字

/I 検索文字列が英文のとき、大文字と小文字を区別せずに検索します。たとえば、検索文字列として「abc」を指定したとき、ファイルに「ABC」という文字列を含む行があれば、それは検索文字列を含む行と見なされます。

表示方法

通常表示 検索文字列が含まれる(含まれない)行をそのまま表示します。複数の入力ファイルが指定されている場合には、それらの行の前に空行と---------- C:\test.txtのような形のファイル名表示行が付加されます。このヘルプの「入力の指定」のページのテキストから「PCK」を検索すると、1行目は次のように表示されます。

 

フィルタプログラムは、何らかのデータを入力として与えると、それに操作を加え、操作結果を出力します。ですから、PCKの各プログラムにとって入力は特に重要な意味を持ちます。

 

/C 検索文字列が含まれる(含まれない)行の行数だけを表示します。/Cを指定して上記と同じ操作を行うと、次のように表示されます。

 

3

 

/N 行頭に行番号を付加して検索文字列が含まれる(含まれない)行を表示します。/Nを指定して上記と同じ操作を行うと、次のように表示されます。

 

[4]フィルタプログラムは、何らかのデータを入力として与えると、それに操作を加え、操作結果を出力します。ですから、PCKの各プログラムにとって入力は特に重要な意味を持ちます。

ヘルプ

/? find.exeのヘルプメッセージを表示します。

出力

通常、出力ファイル名を指定する必要はありません。指定しなければ、出力は一時ファイルに書き込まれ、その一時ファイルが指定されたテキストエディタによってオープンされます。しかし、ファイル名を指定すれば、出力はそのファイルにリダイレクトされ、テキストエディタにもそのファイルが渡されます。また、中央のエディットボックスにファイル名が表示され、その下の「追加」チェックボックスをチェックできるようになります。「追加」チェックオックスをチェックすると、そのファイルの元の内容の末尾に出力を書き足します。出力の指定方法の詳細は、「出力の指定」を参照してください。

コマンド行

出力グループボックスの下の行には、組み立てたコマンド行が表示されます。(pipeline)の「編集」ボタンで起動したときを除き、コマンド行の左側の四角形をマウスでクリックしてドラッグしていくと、他のcmdline)にドロップできます。また、「コピー」ボタンを押すと、コマンド行情報がクリップボードにセットされます。クリップボードにコマンド行情報がセットされているときに、マウスの右ボタンをクリックし、コンテキストメニューから「貼り付け」を選択すると、クリップボードのコマンド行情報が反映されます。ドラッグアンドドロップとコピーアンドペーストの詳細は、「ドラッグアンドドロップとコピーアンドペースト」を参照してください。エキスポート、インポートされるときのコマンド行情報の形式については、「コマンド行情報のやり取りの仕組み」を参照してください。さらに、ダイアログボックス上でマウスの右ボタンを押したときに表示されるコンテキストメニューの「.batロード」、「.bat保存」コマンドを使えば、同じ形式のコマンド行情報を.batファイルとして保存し、あとでロードすることができます。このロード、保存機能の詳細は、「.batファイルのロードと保存」を参照してください。

作業ディレクトリの設定

作業ディレクトリを表示しているエディットボックスを直接編集したり、マイコンピュータ、エクスプローラなどからフォルダを1つだけドロップしたりすると、作業ディレクトリを変更できます。「ChDir」ボタンでも、作業ディレクトリを設定できます。作業ディレクトリの設定が必要になるのは、入力ダイアログボックスの「直接指定する」を使うときです。詳しくは、「作業ディレクトリ」を参照してください。

設定

設定」ボタンを押すと、「設定」ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは、

 

*出力の表示に使うテキストエディタ

*エクスプローラなどからファイルやフォルダをドロップしたときの確認メッセージの有無

*出力の末尾に実行したコマンド行、実行時間などを付加するかどうか

*コマンド行プログラムとしてどれを使うか

 

を指定できます。詳しくは、「設定ダイアログボックス」を参照してください。

opt保存

opt保存」ボタンを押すと、「オプション」グループボックス内の設定が保存されます。詳しくは「オプション保存」を参照してください。