GUIフロントエンドの最初のコマンド行引数としてバッチファイル名が指定されており、GUIフロントエンドがそのバッチファイルを解釈できる場合(管、行の場合は、PCKのGUIフロントエンドから保存されたファイルはどれでも解釈できます。それ以外のGUIフロントエンドの場合は、エクスプローラ内で表示されているアイコンがバッチファイルを解釈できるGUIフロントエンドを示しています)、GUIフロントエンドはバッチファイルの内容を読み出し、ファイル内で指定されたオプション、入力ファイルが反映された形で自らを初期化します。詳細は、「.batファイルのロードと保存」を参照して下さい。
管(pipe line)、行(command line)以外のGUIフロントエンドに、コマンド行引数として、そのフロントエンドで指定できるオプションや入力ファイルを与えると、GUIフロントエンドのダイアログボックスは、それらの内容を反映したものになります。オプションよりも先に入力ファイルを指定しても、基本的に問題は起きません。
「入力ファイル」ダイアログボックスを持つGUIフロントエンドでは、「直接指定する」テキストボックスに入力ファイルを直接書き込んだときと同様の効果になります。単一の入力ファイルしか受け付けず、「入力ファイル」ダイアログボックスを持たないGUIフロントエンドでは、指定されたファイルが本当に存在するときに限り、ファイル名をフルパスに展開して入力ファイルフィールドに表示します。なお、「入力ファイル」ダイアログボックスについては、「入力の指定」を参照してください。
探(find)、探(findstr)、探(grep)、瀬(sed)、阿(awk)では、先頭が/(最初の2つの場合)または-(あとの3つの場合)なっていない最初の引数は、検索文字列、またはスクリプトと見なされます。また、検索文字列/スクリプトファイル引数は、フルパスに展開されます。指定されたファイルが存在しなければ、その部分は単純に無視されます。
珠(perl)、紅(ruby)では、--オプションの後ろの部分は、すべて「スクリプトに与えるオプション」フィールドにセットされます。錦(python)では、先頭が-でない最初のパラメータは、スクリプトファイル名と見なされます。実際にそのようなファイルが存在すれば、それがスクリプトファイルとして表示されますが、そうでなければその部分は無視されます。先頭が-でない最初のパラメータよりも先に-cオプションが指定されている場合には、その直後のパラメータがスクリプトと見なされます。スクリプトが正しいかどうかはまったくチェックしません。そして、スクリプトと見なせるパラメータ(スクリプトファイル名か-cオプション)の後ろのパラメータは、すべて「スクリプトに与えるオプション」フィールドにセットされます。
この機能は、MS-DOS/コマンドプロンプトや行からGUIフロントエンドを起動するときに役に立つはずです。
管は、コマンド行引数としてディレクトリ名を受け付けます。最初のコマンド行引数が正しいディレクトリ名になっていれば(あるいは、その引数の先頭から最後の'\'文字までの間が正しいディレクトリ名になっていれば)、そのディレクトリに移動してからダイアログを表示します。
行は、最初のコマンド行引数が正しいディレクトリ名になっていれば、まずそのディレクトリに移動してから、残りのコマンド行引数を「コマンド行」コンボボックスに表示します。最初のコマンド行引数の先頭から最後の'\'文字までの間が正しいディレクトリ名になっていれば、そのディレクトリに移動してから、フルパス名かファイル名の残りの部分(どちらが使われるかは行の「設定」ダイアログボックスの「「送る」、空欄ドロップでフルパス名を使う」が指定されているかどうかによって決まります)とその他のコマンド行引数を「コマンド行」コンボボックスに表示します。最初のコマンド行引数に正しいディレクトリ名が含まれていない場合には、コマンド行引数全体を「コマンド行」コンボボックスに表示します。
この機能は、エクスプローラの「送る」メニューに管や行のショートカットを追加したときに役に立つはずです。