2022年9月11日 / 最終更新日時 : 2022年9月11日 長尾高弘 エッセイ 濃厚なメッセージ―鈴木ユリイカ詩集『サイードから風が吹いてくると』『私を夢だと思ってください』『群青くんと自転車に乗った白い花』 二九年ぶりの詩集だという。それだけの年月をかけて書き溜められた作品群を整理するのは容易なことではなかっただろう(たぶん、今回は捨てられた作品もかなりあると想像する)。一冊では分厚くなりすぎて読みにくいので三冊、それも原 […]
2022年9月6日 / 最終更新日時 : 2022年9月6日 長尾高弘 エッセイ 村岡由梨詩集『眠れる花』―詩の言葉が生まれる瞬間 1 浜風文庫で村岡さんの詩を初めて読んだのはいつだったかもう忘れてしまったし、どの作品を読んだのかも覚えていないが、これはすごいと思ったことは間違いなく覚えている。近頃なかなかない衝撃だった。今年(2021年)の春にち […]
2022年5月10日 / 最終更新日時 : 2022年5月11日 長尾高弘 書きもの 2022年の憲法記念日 ウクライナには日本の憲法9条のようなものがなく、歴としたウクライナ軍がある。みんなそれを忘れてないか?ロシアが侵攻したのは、ウクライナ軍がロシア系住民を殺してるという主張からだ。(それは言いがかりだという人もいるけど、 […]
2022年2月10日 / 最終更新日時 : 2022年2月11日 長尾高弘 書きもの 新冷戦 アメリカがロシアと対立してるってのがどうにもわかんないんだよなあ。ロシアは昔のソ連じゃないんだぜ。社会主義をやめて資本主義になったわけだし、核兵器だけはどっさり持ってるけど、とてもかつてのソ連のような力があるわけじゃない […]
2021年8月26日 / 最終更新日時 : 2021年8月26日 長尾高弘 エッセイ 長田典子『ふづくら幻影』読書メモ 『ふづくら幻影』は、作者が幼少時に暮らし、人造のダム湖である津久井湖の底に沈んだ旧神奈川県津久井郡中野町不津倉にまつわる詩作品を集めた詩集である。以下は、個々の作品の感想。まだ詩集を読まれていない方は、先に詩集を読んだ […]
2021年6月4日 / 最終更新日時 : 2021年6月4日 長尾高弘 書きもの トイレのドア ドアを開けたらそこはトイレじゃなくて服が吊るしてあった。そう言えばちょっと前に、服を着て出かけようと思ってたのだった。でも、トイレに行くのに服はいらない。ちょっと離れた別のドアのところまで行って、ドアを開けて便器に腰かけ […]
2021年4月30日 / 最終更新日時 : 2021年4月30日 長尾高弘 書きもの 食べられるもの 人間に限らず、動物が食べてるものって、水と塩以外は、ほかの生き物(動物と植物)の生きたのか死んだのなんだねえ。つい最近まで気づかなかったよ。
2021年4月22日 / 最終更新日時 : 2021年5月25日 長尾高弘 エッセイ 井手綾香の選曲によるメッセージ? 去年(2020年)の春先に人に教わって井手綾香というシンガーソングライターのことを知った。私も00年代にはそれなりにJ-POPも聞いていて、当時まだ潰れていなかった地元のCDショップでMONGOL800の『Messag […]
2021年2月7日 / 最終更新日時 : 2021年2月7日 長尾高弘 書きもの 布で隠す 日本では百何十年か前から、人はみな性器を布で隠して歩きます。むきだしの性器は暴力的だからねえ。望まない性交をいきなり迫られる危険があるから?望まない性交をいきなり迫られそうな気がするから?性交のことを考えたくないときに性 […]
2021年1月31日 / 最終更新日時 : 2021年1月31日 長尾高弘 エッセイ 詩の源流 (以下は、小熊昭広さんが主催されていた「無意味な意味の尾形亀之助読書会」に2014年3月に呼んでいただいて話した内容で、もとの記録は https://bit.ly/3iSbt2G に掲載されています。小熊さんの「あとがき […]